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明治大学商学部
中川ゼミナール 原宿PJ
2016

有松絞(クモ絞り)ポケット
日本製タイプライター生地
プルオーバーブラウス
生産者: ツムギラボ
愛知県名古屋市の伝統工芸
「有松絞り」
ーツムギラボー
名古屋のアパレルメーカーが2014年7月に、地元の伝統工芸の技を取り入れたアイテムを発信する、「ツムギラボ」を立ち上げた。
ブランドのコンセプトは
「日本の伝統工芸や一点一点の手仕事から、一筋の糸を紡ぎだすように、一つ一つことばを紡ぎだすように、一人一人と縁を紡ぐように、コツコツと永く価値を創る取り組み」
ー有松絞り 作業工程ー






① 型彫
先に図案の選定と配色の決定が行なわれ、
図案決定後、よく切れる小刀やハト目抜きで模様を切り抜いたり穴をあけて、型紙を作る。
②絵刷り
出来上がった型紙を布の上に置き、刷毛で青花を模様に刷り込んで写す。
青花は露草(栽培用)の色素を酸で抽出し、和紙に浸み込ませて乾燥させたもので、必要に応じて小さく切り、小皿に置き少量の水で溶いて使う。
③ くくり
通常4~5人の家庭へ次々と廻されて、加工される。
技法により様々な加工方法及び道具が異なる。 代表的な道具では、鳥口台・鹿の子台・巻き上げ台などがある。
④ 染色
専業の染屋によって各種の染色が行われる。
絞り染めの染色は、一般に浸染めで行わるが、 特種な染め方をする場合もある。
染液は、用布に適した染料、助剤などを使用してつくる。 また用途や量によっても染料が違い、染め方が変わる。
⑤ 糸抜き
絞り染めは糸を締めることによって防染をするので、とくに堅く糸留めをする。 糸抜きの際は、布の破損に注意し、手早く行う。
絞りの種類によって糸抜き法も異なるが、大体四つに分けられる。 一反に3~4日を要するものもある 。
⑥ 仕上げ
反物として巻かれる仕上げと、仮縫いして図柄のわかる絵羽仕上げがある。
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