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雪輪クラッチバッグ
燕矢×合否バッグ

西陣金襴正絹

雪輪紋様がま口バッグ

扇形クラッチバッグ

菱繋ぎ・散雲丸龍

・菊散らし・燕矢

生産者:岡本織物株式会社

京都府京都市の伝統工芸

「西陣織」を使用

 

ー岡本織物株式会社ー

 京都西陣で3代にわたって西陣手織を織ってきた伝統工芸士が3名在籍しています。昔から変わらぬ伝統工芸と思われがちですが、実際は世界各地のデザインを取り込み、再発見しながら成長してきました。岡本織物株式会社の金襴(きんらん)は経糸も緯糸も正絹を使用しているため、上品な質感を保っています。

 (伝統工芸士:産地固有の伝統工芸の保存などに努力し、その技を後世の代に伝えるという責務を負っている、国家資格を持つ)

ー西陣織 作業工程ー

17、手機    金襴や帯の高級品用に、力織機では織れない複雑な織物はこの手機で織る。この手機が綴れ機と区別される点は、ジャカードを使う点。

①[企画・製紋工程]

※現在ではコンピューターグラフィックスを使ってこの工程を行っているそうですが、従来の方法を説明します。

1、図案

 伝統的なデザインに新しい感覚をプラスして描いてゆく。

2、紋意匠図

 織物の設計図にあたるもので、方眼紙に図案を拡大して移しとり、どのような組織で織るかを方眼紙に塗り分けてゆく。

3、紋彫

 紋意匠図に基づいて、縦33センチ、横4.5センチ位の短冊型の紋紙に紋彫機を使って、経糸の上げ下げを指令する穴を空ける作業。

4、紋編

 組み合わされた紋紙を細い紐で連結すること。
 「紋編機」という、針が3~4本ついた荒っぽいミシンのような機械を使って行われている。

②[原料準備工程]

5、原糸 

 撚糸(ねんし)を作る場合に、もとになる糸。

6、撚糸(ねんし)

 細い何本かの糸を合わせて、糸の太さを加減したり、糸に特別の撚りをかけて風合いを出す。

7、精錬

 蚕が出した糸には外側にセリシンと呼ばれる物質がついている。精錬の工程では糸を炊くことでセリシンを落として柔らかな糸にする。

8、糸染

 織元(織物生産に当たる業者)の指定通りの色に染め上げなければならない。

9、糸繰 

 染色された糸を糸枠に巻きとる作業。

10、整経 

  必要な長さと本数の経糸を準備する。

(※西陣の織物は、三千本~八千本もの経糸が使われている。)

11、絣  

 ”たて絣”に変化をもたせるために色々と工夫される。

③[機準備工程]

12、綜絖 

 ジャカードの指令に基づいて、経糸を引き上げる装置

13、筬 

 縦糸をそろえ横糸を押し詰めて織り目を整えるための、織機の付属具

14、杼

 経糸(たていと)の間に緯糸(よこいと)を通すのに使われる道具

15、コンピュータジャカード

 織物の情報(デザインや組織)は紋紙やフロッピーディスクに入れられ、その情報はジャカードによって取出され綜絖を通して織様に伝えられる。

④[製造工程]

16、力織機(りきしょっき)

 西陣は永い伝統技術の上に、日々新しい科学の進歩を導入している。力織機の活用やフロッピーディスクの利用などがある。

17、手機(てばた) 

 金襴や帯の高級品用に、力織機では織れない複雑な織物はこの手機で織る。この手機が綴れ機と区別される点は、ジャカードを使う点。

18、綴機(つづればた)

 この三種類で最も歴史のある手法

⑤[仕上げ工程]

19、整理加工

 織り上がった西陣織の中でも、蒸気の中を通して独特の風合いを出すものもある。

20、ビロードの線切り

 ビロードは、経糸を二重にし、織るときは一定の間隔で針金を織り込む。織り上がった後に針金の上の縦糸を切ると、経糸が毛羽立ち、線切りビロードとなる。

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